*Bicycle Life

自転車にもドライブレコーダーを

 自転車にも取り付け可能なドライブレコーダーが色々出ています。

 タクシーなどでは結構導入されており、事故原因の解明は元より安全運転の推進といった効果もあるようです。自らの運転行動も記録されますから、交差点に入ってから信号が変わったとか、制限速度以下で走っていたとかの言い訳も出来なくなりますから当然でしょう。車の場合設置するのは簡単でしょうから、すべての車に義務付けして事故等でデータの提出請求があった場合、無条件で提出することとなればとも思います。

 当然、自転車や歩行者の違反行動も記録されることになりますから、無謀な行動による事故を減少させる効果もあるのではないでしょうか。

 自転車や歩行者による無謀な行動(信号無視や飛び出し)は、「交通弱者だから何をしても構わない、相手が避けてくれる。」といった都合の良い考えが頭にあるのではないでしょうか?

 レコーダーで記録することにより、そういった行動があきらかになり、場合によってはまったく相手に責任をおわせることが出来ないといったことになれば、皆がもっと注意して道路を使うことになるのではないでしょうか。

 もちろん弱者保護は原則ですが、だからと言って何をしてもいいわけではありません。最低限の確認をし、急な行動は慎まなくてはなりません。一旦事故の当事者となれば痛い思いをするのは自分なのに、飛び出しをするなど考えられませんが、そういった事故が多いのも現実です。

 今の法律では、弱者が絶対の正義となりがちです。しかし動画が証拠となり弱者の過失が大きく認められることになれば、ドライバーにもメリットがあるのではないでしょうか?ドライブレコーダーが広まることにより、車の無謀運転、自転車・歩行者の無謀行動がなくなれば、交通事故は大きく減少すると思うのは楽観視しすぎでしょうか?

 しかし今現在すべての車にレコーダーは付いていませんし、事故の相手が付いている車だとしても都合の悪い証拠は出してこないでしょうから、自衛手段として自転車用ドライブレコーダーは有りかなと思います。事故の時だけでなく、幅寄せされたとかいきなりクラクションを鳴らされたとか、今まで泣き寝入りするしかなかったことが記録として残り、相手を追い詰めることができれば自転車の車道利用もより安全になるのではないでしょうか?もちろん自分の行動には責任を持って、より厳格にルール&マナーを守った走行を心がけなくてはなりません。

 金額的には¥20,000前後程度の物が多いようですが、数千円の物もあるようです。ただ、車と違い常時電源を供給することが出来ないので、内臓バッテリーを使用するため連続使用時間はあまり長くないようです。

 自分の使用環境を考えると5時間程度は欲しいのですが、そこまで長く駆動する物はないようです。乾電池式の物、又はバッテリーを交換できるタイプの物が一部にあるようですので、そういったものを選ぶのが良いようです。

 欲しい機能は、1・画角が広く画像が鮮明 2・動作時間が長い 3・自動で上書きしエンドレスで録画できる 4・エネループ等充電式乾電池又は汎用バッテリーが使える 5・防水 等。できるだけ小型軽量で安ければ安いほどいいが、事故で壊れるような華奢な作りより、多少重くなっても堅牢な方がよい。

 出来れば2カメラ対応で、斜め後方が同時録画出来れば言うことない。録画時間は、SDカード等記録メディアに依存するでしょうが、ドライブレコーダーとして使うのなら1時間もあれば十分。記録用なら長い方が良いのかもしれないが、自分には不要かな。安いC国・K国産は、誇大広告&初期不良が多いらしく評判はあまり良くないが、試してみるのも一考か?。パイオニアとかユピテル、CATEYEあたりで作ってくれないかな?。あまり高いようだと普及はしないだろうが。

2012.3

Copyright(C) 2011 michi